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2019年03月15日 メンタルヘルス講習

昨年度に引き続き、今年度も日本産業カウンセラー協会より講師の菊地節子さんをお迎えし、「職場のメンタルヘルス~コミュニケーションスキルを高める~」と題して2回にわたって講習会を開催いたしました。

 

第1回目は「アサーション」について。

「アサーション」とは、より良い人間関係を構築するためのコミュニケーションスキルのひとつで、「人は誰でも自分の意思や要求を表明する権利がある」との立場に基づく自分も相手も大切にする自己表現のことです。

アサーティブに会話をする上で大切なことは、自分も相手も大切にし、自発的で積極的であること、そして、自分のことを主張するだけでなく相手の話も聞くということです。

このことを踏まえて、グループワークで実践しました。相手のとる少し困った行動に対してアサーティブに問題を伝え、改善を促すというものでしたが、相手にも言い分があり、思うように行かなくて困ってしまうグループもちらほら。良い関係を築きつつ、相手の問題を指摘するのはなかなか困難なことだと実感しました。

 

そして、第2回目は1回目の内容にも関連する「傾聴」について。

きくという言葉には「訊く(ask)」、「聞く(hear)」、「聴く(listen)」の3つがあるといいます。傾聴では「聴く」すなわち、聴こうと努力をし、熱心に聴く。話し相手に積極的に耳を傾けるということを意識し、さまざまな技法を学びました。聞き手の姿勢や質問の方法、話の要約など実際に行うのは大変難しいことでしたが、相手の気持ちを受け止め、訴えていることを理解しようと努力することで、相手も話しやすくなるのだということが少しわかりました。

 

これらの講習で学んだコミュニケーションの方法を職場内に限らず、日常生活でも実践し、より良い人間関係を築いていければと思っています。

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